古代遺跡な旅に出発!




古代遺跡なTV番組表



開催中の展覧会


新刊・話題の書籍



遺跡の情報を収集


最新の情報をお手元に



エジプトの最新観光情報をお届けするサイト。


世界各地の遺跡や古今東西のユニークなトピックスを紹介する広場です。


「トルコ遺跡Walkingガイド」発刊記念
古代トルコの英雄特集
Heroes in Turkish History


古代ギリシャ・ローマ、ビザンチン帝国、オスマン帝国と栄光の歴史を持つトルコは、数々の輝かしい英雄を生んだ。

「トルコ遺跡Walkingガイド」発刊を記念して、トルコの歴史を読み解くためのキーパーソンを紹介しよう。



イスタンブールの大聖堂アヤ・ソフィア


ヘクトール Hector
古代ギリシャの詩人ホメロスの作品「イーリアス」に登場する、トロイの王子。実在の人物だとしたら、トルコ古代史の中では最大の英雄ということになる。高齢の父プリアモスに代わってトロイ軍を指揮し、ギリシャ方の英雄アキレウスとの一騎打ちを果たした。あいにくアキレウスに敗れ命を落としてしまったが、スパルタの王妃をさらった弟パリスの不始末を引き受け、国と家族のために戦った高潔な人物とされている。
ヘクトールがアキレウスと戦ったトロイの城壁

アレクサンドロス Alexandros
アレクサンドロス大王と言えば、マケドニアの国王で民族的にはギリシャ人。ただ、彼が活躍したのはトルコのエーゲ海沿岸にギリシャの植民地が栄えた時代で、トルコ内の遺跡のあちこちに、「アレクサンドロスが訪れた」という伝説が残されている。

また、
イスタンブール考古学博物館にある「アレクサンドロスの石棺」も有名。これは、アレクサンドロスが征服したシドン(現在のレバノン内)で発掘されトルコに持ってきたもの。この石棺で埋葬されたのはシドンの王なのだが、四方にアレクサンドロスの活躍を描いた浮彫があることから、彼の名で呼ばれるようになった。


コンスタンティヌス1世 Constantine I
コンスタンティヌス帝イスタンブールを世界的な大都会に仕立て上げた立役者。ローマ帝国の皇帝だった彼が、330年、今のイスタンブールの土地に首都を移し、この都はコンスタンティノープル(コンスタンティヌスの都)と呼ばれるようになった。大聖堂アヤ・ソフィアヒッポドロームなど、現在のイスタンブールの中心となる建造物の建築を始めたのもこの人物。キリスト教を公認した皇帝としても有名だ。


聖バシレイオス St. Basil
4世紀、カッパドキアの近くの街カイセリの出身で、荒野で一人修行に励むより、助け合って共同で修道生活に入ることを提唱した人物。カッパドキアに今たくさんの洞窟教会が残されているのは、彼のおかげだと言っても過言ではない。

メフメト2世 Mehmet II
1453年コンスタンティノープルを陥落、東ローマ帝国を滅ぼしたオスマン帝国のスルタン。彼の時代にオスマン帝国が領土を拡大、大国としての地位を築いたものとされ、メフメト征服王などと呼ばれたりする。

シュレイマン大帝 Sleiman I
16世紀、オスマン帝国が最も繁栄した時代のスルタン。イスタンブールに彼が建てたシュレイマニエ・モスクは、イスラム建築の傑作として知られている。奴隷の身分だったロクセラーナを后として寵愛し、そのロクセラーナが宮廷内で横暴をふるうなど、私生活の面でも何かとエピソードの多い人物。

メルマガで読む古代のトルコ
▼Vol276【EPISODE:アルテミス神殿】
▼Vol273【EPISODE:ペルガモン
▼Vol192【EPISODE:十字架
▼Vol175【EPISODE:アポロンの神託


新刊!
トルコ遺跡Walkingガイド
広大な国土と複雑に入り組んだ歴史をすっきり理解!
イスタンブール、カッパドキア、パムッカレ、エフェス、トロイ…と、
トルコの主要な遺跡を詳細図と多数の写真で解説。
コンパクトなトルコ旅行に必携のガイドブック!


古代遺跡な旅デスク編/サイクルズ・カンパニー刊
840円(税込)

 

●関連書


トルコ遺跡Walkingガイド


カッパドキア
カッパドキア―谷間の
岩窟教会が彩る




大研究!カッパドキア
1日観光ツアー



トルコ3大遺跡のすべて
エフェス、パムッカレ、
カッパドキアを巡る