コンスタンティヌス1世 Constantine I イスタンブールを世界的な大都会に仕立て上げた立役者。ローマ帝国の皇帝だった彼が、330年、今のイスタンブールの土地に首都を移し、この都はコンスタンティノープル(コンスタンティヌスの都)と呼ばれるようになった。大聖堂アヤ・ソフィアやヒッポドロームなど、現在のイスタンブールの中心となる建造物の建築を始めたのもこの人物。キリスト教を公認した皇帝としても有名だ。
聖バシレイオス St. Basil 4世紀、カッパドキアの近くの街カイセリの出身で、荒野で一人修行に励むより、助け合って共同で修道生活に入ることを提唱した人物。カッパドキアに今たくさんの洞窟教会が残されているのは、彼のおかげだと言っても過言ではない。
メフメト2世 Mehmet II 1453年コンスタンティノープルを陥落、東ローマ帝国を滅ぼしたオスマン帝国のスルタン。彼の時代にオスマン帝国が領土を拡大、大国としての地位を築いたものとされ、メフメト征服王などと呼ばれたりする。
シュレイマン大帝 Sleiman I
16世紀、オスマン帝国が最も繁栄した時代のスルタン。イスタンブールに彼が建てたシュレイマニエ・モスクは、イスラム建築の傑作として知られている。奴隷の身分だったロクセラーナを后として寵愛し、そのロクセラーナが宮廷内で横暴をふるうなど、私生活の面でも何かとエピソードの多い人物。