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■10/16ふしぎ発見はトルコのカッパドキアやネムルト山へ!
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●TV「世界・ふしぎ発見!トルコ奇想天外 地底の迷宮から天空のピラミッド」
10/16(土)21:00〜21:55
カッパドキアの地下都市、ネムルト山の巨大石像へ。発掘中の「世界最古の神殿」も訪問。
【CALENDAR】
▼新刊「地図で読む世界史の謎50」
「歴史ミステリー」倶楽部著、三笠書房刊、600円
表紙はツタンカーメンです。マヤ文明の話題も!
▼TV「世界遺産への招待状 スリランカ神秘の空中宮殿〜古代都市シーギリヤ」
NHK BS2 10/19(火)11:00〜11:30
NHK総合10/19(火)15:00〜15:45
http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/invitation/
巨大な岩山の上に建てられた"空中宮殿"の跡を訪問。
【EPISODE:コンマゲネ王国】
岩山の山頂に並ぶ、首だけの像。トルコのネムルト山を知っている人は多いかと思いますが、ここに像を築いたのは、「コンマゲネ王国」という、ヘレニズム時代の王国のひとつだということは、あまり知られていないかもしれません。
「コンマゲネ」とは場所の名前。アレクサンドロス大王の死後に分割されてできた国、セレウコス朝に支配されていたのですが、紀元前162年に独立。地理的・文化的にギリシャとペルシャの中間にあり、ギリシャの神々とゾロアスター教の、両方を同時に信仰していました。ネムルト山の像の中には、ギリシャの神ゼウスと、ゾロアスター教の最高神アフラ・マズダが一体化したもの、また太陽神アポロンと光と法の神ミスラが一体化したものなどがあります。
また、テュケというギリシャの幸運の女神は、コンマゲネ王国の人々にとって、特に重要でした。この国の守護神として、国王アンティオコス1世やゼウス/アフラ・マズダらの像と並んで建てられたのです。ネムルト山山頂に並ぶ首の中から、ぜひこのテュケの頭を探してみてください…!
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メールマガジン「古代遺跡な日々」Vo.353
2010/10/20発行
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