ダ・ヴィンチ・コードを
解読するブックガイド


古代遺跡な旅に出発!


古代遺跡なTV番組表



開催中の展覧会


新刊・話題の書籍



遺跡の情報を収集


最新の情報をお手元に



エジプトの最新観光情報をお届けするサイト。


世界各地の遺跡や古今東西のユニークなトピックスを紹介する広場です。


映画「天使と悪魔

 

「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ、今度の舞台はヴァチカン!

●STORY
「ダ・ヴィンチ・コード」で活躍した"宗教象徴学者"ラングドン教授の第2弾。コンクラーベ(教皇選挙)まっただなかのヴァチカンで、なんと教皇候補者が殺される!果たしてこれは、ガリレオら異端の科学者が結成した秘密結社イルミナティの復讐なのか?!

【DATA】
監督:ロン・ハワード 主演:トム・ハンクス アメリカ映画、2009年
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
2009年5月15日(金)全世界同時公開


コンクラーベ(教皇選挙)とは
初代教皇とされる聖ペテロはイエス・キリストの"指名"を受けていたわけだが、では、ペテロ以降の教皇はどのように決まったのだろうか…?実は、初期の古代ローマ時代から、ちゃんと有力者互いに話し合って決めていたようだ。今まで、教皇が世襲制になったことはないのだとか。

ただ、昔は信徒たちも選挙に参加できたのが、いつしか一部のエリート集団である枢機卿団が、互いの中から新しい教皇を選出するようになった。

「コンクラーベ」と呼ばれるその選挙では、枢機卿団がシスティーナ礼拝堂(ミケランジェロの壁画で有名)に集まり、誰か1人が3分の2以上の得票を得るまで、投票が繰り返される。このコンクラーベの期間中、秘密保持のため枢機卿らは外界との接触禁止。電話、インターネットが利用できないよう、回線が切断されたりするそうだ。

いったん投票を終えると、投票用紙を燃やす。このとき、「まだ決まっていない」ときは黒い煙を出し、「新教皇誕生」の際には白い煙を出すという決まりがある。

教皇は「天国の鍵」を持っているとされるが、今ではそれは紋章の中にあるのみ、実際は新教皇になると「漁夫の指輪」を渡されるのである(ぺテロが漁夫だったことから来ている)。

パンテオン
物語の重要な舞台の一つである、ローマのパンテオン。ルネッサンスの画家ラファエロなどの墓があり、墓所と思われていることもあるが、実際は古代ローマ時代の神殿。「パンテオン」とは、特定の神のためのものではなく、ありとあらゆる神をまつる万神殿のことだ。

紀元前25年に建てられたものは焼失したが、それでも2世紀にハドリアヌス帝が建てたものが、現在まで残っている。古代ローマのコンクリートを使用した、画期的に強固な建造物なのである。


ヴァチカンの地下墓地
サン・ピエトロ大聖堂の地下納骨堂には、初代教皇ぺテロをはじめ、歴代の教皇の遺骨が収められているとされるが、実はヴァチカンの地下には、古代ローマ時代に造られた巨大な地下墓所が眠っている。実際、そこから何千という死体が見つかり、中にはミイラ化されたものもあるのだとか。Scaviと呼ばれるこの場所、ヴァチカンで事前に予約をすると、一般の人も訪れることができるそうだ(ヴァチカンの発掘オフィスサイト参照)




「天使と悪魔」公式サイト
http://angel-demon.jp/

ヴァチカン公式サイト
http://www.vatican.va/

映画の舞台を探してみよう!
原作者ダン・ブラウン公式サイト
http://www.danbrown.com/

最新作The Lost Symbolが2009/9/15発売!ロバート・ラングドンもの第3弾です。
メルマガで読む「天使と悪魔」
▼Vol301【EPISODE:聖ペテロ】
▼Vol281【EPISODE:ヴァチカン】
●関連書


天使と悪魔


ヴァチカンの謎と真実