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映画「永遠の語らい」
ポンペイ、アテネのアクロポリス、エジプトのピラミッドを巡る船の旅

カトリーヌ・ドヌーブ、ジョン・マルコビッチらが出演


●STORY
ポルトガルの歴史学の教授ローザ・マリアは、7歳の娘を連れてインドにいる夫に会うための旅に出た。それは、イタリアのポンペイ、ギリシャのアテネ、エジプトのピラミッドなど人類の歴史を巡る船旅だった・・・。


【DATA】
監督:マノエル・ド・オリヴェイラ
ポルトガル=フランス=イタリア合作、2003年
2004年4月17日(土)から、東京・日比谷のシャンテ・シネにて公開。
http://www.alcine-terran.com/main/talking.htm



エンリケ航海王子へのオマージュ
映画の中の母娘は、パイロットである父に合流するため、ポルトガルからインドへ向かう。実は、ポルトガルからインドへの船旅というのは、ポルトガル人にとって非常に大きな意味を持つ(監督も母を演じる主演女優もポルトガル人)。
喜望峰を回ってインドに到達したバスコ・ダ・ガマなど、ポルトガルはスペインとともに大航海時代を築いたことで知られているが、そのさきがけとなったのが、エンリケ航海王子の存在。14世紀から15世紀にかけて、新インド航路の開拓を目指し、航海学校を作ったり帆船を改良させるなどして、ポルトガルの海外進出のきっかけを作ったのだ。
映画は、そんなエンリケが切り開いた大航海時代の建築、リスボンのベレンの塔を見送るところから始まる。


寄港地1:イタリアのナポリ
ナポリと言えば、言わずと知れたポンペイの遺跡。西暦79年、ベスビオ山の噴火により火山灰に埋もれ、1748年、偶然の発見によってこのうえない保存状態のまま現代に姿を現した・・・。
アレクサンダー大王のイッソスの戦いなど、多数のモザイクや壁画が発見され、古代ローマ美術の質の高さを証明してくれた。
このほか、ギリシャの英雄オデュッセウスの誘惑に失敗したセイレンが身を投げ、その体が流れ着いたのが現在ナポリの卵城があるところだという話もある。


寄港地2:ギリシャのアテネ
夏のオリンピックの開催を待つアテネ。最大の見どころはやはり、アクロポリスの頂上に立つパルテノン神殿紀元前5世紀、アテネの守護神である女神アテネをまつるために建てられた。
かつては高さ10メートルの黄金と象牙のアテネ像が安置されていたというが、現在は跡形もなくなっている。



寄港地3:エジプトのピラミッド
エジプトには多数のピラミッドがあるが、特に知られているのは紀元前26世紀にクフ・カフラー・メンカウラーの3王が建てたギザの3大ピラミッド
カフラー王の顔を持つとされるスフィンクスも同じ場所にあるが、その建造年代はピラミッドより古いという説が。


このほか、トルコのイスタンブールやイエメンのアデンにも寄港。


「永遠の語らい」日本語公式サイト
http://www.alcine-terran.com/main/talking.htm

ヨーロッパ三昧
http://www.europe-z.com/

ポルトガル・ナポリ・ギリシャ・エジプトと、映画に登場するエリアをほぼカバーした旅行記。
クルーズ・プラネット
http://www.cruiseplanet.co.jp/

映画に登場したような船旅が探せるサイト。

ルクソール・マガジンOnline
http://www.cyclejp.com/luxor/

エジプト観光情報サイト

イタリア政府観光局
http://www.tabifan.com/italia/

ギリシャ政府観光局
http://www.int-acc.or.jp/greece/

エジプト政府観光局
http://www.egypt.or.jp/tourism/


●IN OUR SHOP


ポンペイの壁画展


National Museum
アテネ国立考古学博物館
ガイドブック


エジプト遺跡Walkingガイド

●関連書


私のギリシャ神話

オリンピックゆかりの地を
めぐる旅


古代オリンピックの旅



図説ギリシア神話
神々の世界篇


古代の英雄がわかる・・・!

プルターク英雄伝